2012年08月03日

アドリブでいこう

僕は、アドリブを大事に人生を生きていきたいと思う。

「アドリブ」というのは、自分の技を自分という枠のなかだけで演じているのではなく、その場その場で、その時の相手との間合いの中で、相手との駆け引きの中で、相手と共に自分の動きを創り出す、ということ。

駆け引きの相手には共演者も、観客も含まれる。踊りにしても人生にしてもその場の動きに関わってくれる人すべてが「相手」。

人との関係の中で動的に動いていると、僕らは自分たちの持ち前の力以上の力を発揮する。それは相手との駆け引きの中ではフィードバックが多様で想定外であり得るから。

生きたアドリブづくりには、お互いが相手に「振り回される」ことが大事。同じ場にいても、お互いが自分の殻に収まって、自分がすべてコントロールすることにこだわっていると、お互い自分の想定内でしか動かない。相手に「あずけて」自分を振り回させることで、相手の想定外の動きに突き動かされ、お互いの行動が持ち前の枠を超えて、はじける。

これは、「相手まかせ」「状況まかせ」とは違う。あずける先は相手自身ではない。相手からの要求や刺激だけに応えると、動きは結局相手という一人の人間の想定内に収まって固定化してしまう。

大事なのは、自分だけでもなく、相手だけでもなく、自分と相手との関係の中で相手の動きとどうからむかということ。刻々と変わる相手との間合いの中で、自分の踏み出した一歩に相手がどう応えてくるか。それを踏まえて、その場の流れと新たな間合いの中にどう自分の次の動きを織り込んでいくか。

そんな風に、常に相手を見ながら、相手と引っ張り引っ張られながら、時には相手からの無茶振りに慌てながら、柔軟に、自分の多様な力を引きださせながら、生きていきたい。

としひで
posted by 創作舞踊集団 寶船 at 02:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 中山 俊秀 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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